しゅふクリ・ママクリ

MENU

在宅ワークをしている人はどんな人?—広告会社に聞いてみた。

今回は在宅ワークについてのお話をきくため、DACホールディングス 旅マルシェ事業部 執行役員部長をされている、梨本 美里さんにお話をきいてきました。梨本さんはDACホールディングスに新卒入社。営業部で優秀な成績を収め、その後、旅をおためしできるWebサービス「旅モニ」を立ち上げました。現在は育休復帰後のママさんや在宅ワークの方が在籍するチームを率いてご活躍されています。

現在、在宅ワークの方はどのような働き方をしているのですか?

職種としては、カスタマーサポートと企画担当のメンバーが在宅勤務です。カスタマーサポートは、お客さまからのお問い合わせや、モニターの方とのやり取り、宿泊施設からの連絡など、「旅モニ」に関する窓口となります。企画担当は、商品のプランニングや企画書の作成などを行なっています。基本的にはメールでの対応やPCを使って企画書を作成するなど、どこにいてもできる業務ですし、会議もスカイプで行うので、仕事にこれといった支障はありません。

以前はどのWebページを閲覧しているのか上司がチェックできたり、勤務の動向を細かくチェックしたりできるテレワーク専門のシステムも使っていましたが、今は共有のサーバーに入れるリモートワークのシンプルなサービスのみを使用しています。

在宅ワークのメンバーはどちらもリーダークラスの優秀な社員ですので、信頼をして仕事を任せることができます。タスクもその週の業務を大まかに設定し、毎日細かくは決めていないですね。


周囲への影響はどうでしたか?

現状はスムーズに進んでいるのでよい影響が多いです。来期はお子さんがいる女性だけではなく、全社員が週1回はテレワークをしよう!という声も上がっています。周囲も同じ働き方をすることにより、ママさんメンバーの後ろめたさのようなものも軽減されると思いますし、災害時などに直面した際に、出社せず自宅で仕事ができるよう、全社的にシステムを整えることが大切だと思うんです。

1時間半の通勤時間の方がいたとして、在宅勤務にすれば往復で3時間の時間の節約になってその分を仕事に当てることもできます。


今後の目標やビジョンはありますか?

当社の代表がダイバーシティの推進に意識が高く、「在宅勤務ができる体制にすること」に対し積極的に取り組んでおります。現在は、社として「週休3日制」をテスト導入しており、月に一度有休とは別に公休をとっております。今後は、テスト実施から本格的に導入していく予定です。

女性活躍のためのセミナーや、女性幹部が集うセミナーに参加しても、わりと大手企業の方が多く、広告関連の会社の方が少ないのが現状です。広告の仕事は受注産業で、クライアントからの依頼に応えるために、どうしても時間の融通がききづらい仕事なのかもしれません。

私としては、以前からクライアント企業は大切ですが、その先にユーザーがいるので、ユーザー向けのサービスをつくり、そのサービスでクライアントの課題を解決したかった。今はやりたかったことにやっと取り組めているな……と思っています。

これをやると決めたらやる覚悟を持ち、周囲との信頼関係を育てていく、ママさんだけではなく、全社員が同じサービスを使えるようなシステムを築く。そのような取り組みをしていくのが大切な気がします。


[PROFILE]梨本 美里(なしもと・みさと)

DACホールディングス
旅マルシェ事業部 執行役員部長

株式会社デイリー・インフォメーションに新卒で入社。観光営業部セクションにて箱根エリアを担当、営業部最優秀新人賞を獲得、入社当月から3年間連続達成記録を樹立。トップセールスを継続しつつ、新規事業部として小田急ロマンスカー車内誌を立ち上げ、企画・編集・営業の統括責任者に。のちに新規事業開発室を立ち上げ、2012年に『旅モニ』サービスをローンチし現在に至る。業務の傍ら、ダイバーシティ推進プロジェクトメンバーとして北欧視察へ。「女性活用=成長戦略」をテーマに、女性7名、男性1名のチーム構成で日々奮闘中。