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◆企業訪問◆「子連れ出勤」という選択肢(ママ編)

今回は、「子連れ出勤制度」を実践しているソウ・エクスペリエンスに訪問しました。同社は、「パラグライダー」「スパ」「クルージング」といった、やってみたかったけど、自分ではなかなか一歩を踏み出せない、ちょっと変わった体験を贈る「体験ギフト」事業をおこなっています。そんな同社で実践している「子連れ出勤」というちょっと変わった働き方について「ママ編」「パパ編」「社長編」の3編構成でお届けします。今回は、「ママ編」です。

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仕事の能率は、あまり変わらない!?

 

最初に、中井さんのお仕事内容と入社した経緯を教えてください。

私は、ソウ・エクスペリエンスで体験ギフトを購入されるお客様すべての対応の責任者をしています。たとえば、体験の予約手配業務やギフト発送などです。ソウ・エクスペリエンスに入社したのは社会人4年目の頃で、それまでは、高級消費財を扱うお店で、販売やバックオフィスを担当していました。ソウ・エクスペリエンスには、ここで働いていた友人に、こんなポジションが今あるよ、と紹介をされたのがきっかけで入社しました。

 

子連れ出勤のきっかけを教えてください。

私は、息子が2人いまして、長男は保育園に預け、現在は5カ月の次男を連れて出勤しています。ソウ・エクスペリエンスに1年ほど勤めた時期に長男の妊娠が発覚しました。その時は1人目の子どもで、まだ育児に自信がなかったので、長めに休みをいただきたいとお願いをしまして、1年間の育休をとりました。長男は育休復帰のタイミングに、保育園に入れることができなかったので、保育園が見つかるまでの2カ月間、子連れ出勤をしたのがきっかけです。保育園が決まってからは、なにかあったときに連れてくる感じですね。次男は、3カ月の時から連れてきています。

 

kiji_mama1_2.jpgソウエクスペリエンスにて、子連れ出勤をしている中井さんと5カ月の息子さん

 

お子さんを連れてくるにあたって、一番不安だったことは?

子どもに関する不安というよりも、自分の仕事のことが不安でしたね。社内には先輩ママさんも、子連れ出勤をしている社員も、すでにいたのですが、いざ自分のこととなると、子どもを連れてきて自分の仕事ができるのだろうかと不安がありました。ただ最近、子どもを夫の実家に預けて一人で出社した日がありまして、その時に子どもが一緒にいてもいなくても、あまり自分の働きは変わらないなと実感してしまいました。もちろん授乳やオムツ交換といった時間はあるのですが、この子のように0歳であれば、基本的には寝ている時間が長く、あまり手もかからないですしね。子どもがいなくても仕事を中断されることも多々あるので、あまり変わらないですね。

 

職場に子どもがいるのは、仕事を妨げる存在ではないということでしょうか?

当社では、子どもがいるのが普通という感覚になっていると思います。忙しいスタッフは、あまり子どもたちに関わることなく仕事をすることもありますが、子ども好きな人は話しに来てくれたりします。私が忙しいときは、面倒をみていただいたりしますし、好意的に受け止めてもらって、協力してもらっています。この子は、連れてきはじめた3カ月の頃と比べると、声が大きくなってきたので少し気になりますが、まだ動きまわる訳でもなく、持ってきているベッドで寝たり、ベビージムで遊んだりしながら、一人で機嫌良くしていることが多いですね。

 

会社の設備とかは、どのようなものがあるのですか?

特にないです。まだまだ小さい会社ですし、特にお金をかけるということはしていないです。子連れ出勤は、「これがないとできない」というものではないと思っています。今あるものとしては、昨年、オフィスを移転した際に新しくつくった、土足禁止エリアぐらいですかね。ここは転んでも痛くないようにカーペットにしているのですが、決して子どもだけがいるスペースではなく、発送作業のエリアとしても使われています。以前のオフィスでは、それすらもなかったので、何も設備がなくてもはじめられます。また、「『子連れ出勤』100社プロジェクト」の一環として、「子連れ出社見学会」を定期的に行っているのですが、小さい規模の会社さんで、すぐにやってみましたという反応をいただいたこともあるくらいです。

 

 

躊躇する企業も多いと思うのですが、御社ではなにが子連れ出勤を可能にしていると思いますか?

やはり、代表の考え方とそこから生まれる社風でしょうか。「体験ギフト」を提供している会社なので、社員の「働くという体験」も面白く、良いものでないといけないという考えを持っています。また、代表自身も自分の子どもを連れてきていたので、他のスタッフも気兼ねなく連れて来られるのだと思います。いい意味での公私混同と言いますか、そういう文化はありますね。幸いなことに、この社風と社員同士の信頼関係があるので、目立ったトラブルもなく、この制度を続けられています。

 

kiji_mama2.jpg

 

今後の展望をお聞かせください。

私は、子連れ出勤推進チームの一員でもあるので、子どもがいない社員を含めてスタッフの意見を聞き、快適に働くことができるような環境づくりをしていきたいです。それだけでなく、このまま仕事を続けて、子どもが大きくなったら、時短ではなくもっと働きたいですね。

 

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[PROFILE] 中井 裕子(なかい・ひろこ)

顧客サービスチームの責任者。1986年京都生まれ。2008年に東京大学文学部を卒業。大手高級ブランド店での販売を経て、2012年にソウ・エクスペリエンスに入社。                           

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