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夏休みの自由研究にも! 新デザインのお札について学べる「貨幣博物館」【ママクリ奮闘記】

働くママクリエイターが“本音”をつづる「ママクリ奮闘記」。仕事・子育て・家事・悩み……奮闘するワーママが日頃思っているあんなことやこんなことを、自由にお届けします!

夏休みの自由研究にも! 新デザインのお札について学べる「貨幣博物館」

こんにちは、ライター・コラムニストのせきねみきです。本日7月3日から、20年ぶりに一万円券、五千円券、千円券のデザインが変わります。新しく発行される日本銀行券に関する知識をいち早く得たいと思い、東京・日本橋にある「貨幣博物館」に足を運びました。9月8日(日)まで、特別展「新しい日本銀行券2024 -匠の技とデザイン-」が開催されています。

貨幣博物館の入口

東京メトロ半蔵門線・銀座線の三越前駅から歩いて2分ほどの場所にあり、入館は無料です。1階で手荷物チェックを受け、2階に上がります。

貨幣博物館の2階フロア

貨幣博物館の2階は、自動扉の外のみ撮影可能です。フラッシュ撮影すると新札のデザインが浮かび上がる記念撮影スポットがありました。

フラッシュなしで撮影
フラッシュありで撮影

1万円の模擬紙幣1万枚で作られた1億円のパックを持ち上げられるコーナーは目を引きました。実際に持ち上げてみると、ずっしり重かった……!

パックの重さは約10kg、大きさはおよそ縦39cm×横33cm×高さ10cm

新しいお札に描かれている人物や図柄の紹介パネルも。表の肖像は、一万円券が近代日本経済の父と呼ばれる実業家・渋沢栄一、五千円券が女子英学塾(現在の津田塾大学)を創立した教育家・津田梅子、千円券が近代日本医学の父と呼ばれる細菌学者・北里柴三郎です。

裏の図柄は、一万円券が東京駅丸の内駅舎、五千円券がフジ、千円券が冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」

新しいお札には、偽造防止のための3Dホログラムや高精細すき入れ(=すかし)が使われています。3Dホログラムがお札に採用されたのは、世界で初めてだそう。角度によって肖像が回転する最先端の技術には驚きました! 新券を手にしたら、表にあるホログラムの小さな肖像に注目してほしいです。

また、額面数字を大きく表示し、指で触るだけで識別できる斜線のマークを入れ、誰にでも分かりやすいユニバーサルデザインを採用しています。一万円券と千円券の数字の「1」、よくよく見ると数字の形が違うのはご存じですか。館内にいらっしゃったスタッフの方が「一目で一万円と千円の見分けがつくように変えたと聞いています」と教えてくれました。

貨幣博物館では、新券だけでなくお金の歴史についてじっくり学べるので、小学生の夏の自由研究に活用できるかと思います。新しいお札を実際に見たら、大人はもちろん、子どももきっと興味を持つはずです。

●日本銀行金融研究所貨幣博物館 公式サイト
https://www.imes.boj.or.jp/cm/


【執筆者】せきねみき

兵庫県神戸市出身。新卒から勤めていた新聞社を退職後、フリーのライター・コラムニストに。カレーと電車とラグビーをこよなく愛する2児の母。嫉妬(しっと)するほど料理上手な夫と協力しながら、子育てと仕事のバランスを模索中。温泉ソムリエ&子育て支援員
<連載コラム>『ママクリ奮闘記』(毎週更新)
<ホームページ>https://sekinemiki.themedia.jp


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