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仕事が大好きなコピーライターが 子どもを二人産んだ理由 vol.1

今回のインタビューは、一倉広告制作所のコピーライター、坂本和加さんです。取材当日は明るさ全開の笑顔で取材に応じてくださいました。個人としての仕事も請け負いつつも、一方で2人のお子さんを持つ坂本さん。大忙しのはずなのに、何故こんなに元気なのでしょうか。今回は、その元気のヒミツについてお伺いしました!

食品メーカーの社員からコピーライターになるまで

まず、坂本さんの今までのキャリアをおしえてください。

 私が1番最初に務めたのは食品メーカーさんでした。2年くらいで辞めちゃったんですけど(笑)。そこから、何回か転職をしました。広告業界は社会人になってから興味を持ったので、プロダクションに未経験で入って、「コピーライター」という肩書きをいただけたので、「よし、こっちのもんだ」と思って。別に何もスキルがないのに「コピーライターです」と言えちゃう。そうすればもう、コピーライター経験者なので次の会社に行けますよね。スタートはどこでもいいと思っていたので。

 次の会社はハウスエージェンシーのプロダクションで、重機(建設機械や印刷輪転機)やロケットといった商品を扱っていて楽しかったのですが、再び転職しました。転職して三社目で「ようやく広告らしいところに来たぞ」ってわくわくしました。キャンペーンポスターなど広告制作らしいことをするようになったのはそれからですね。

 今所属している一倉広告作所に来たのは宣伝会議がきっかけで、ご縁がありまして。自分に合っているようで、もうずいぶん長いことお世話になっています。

行くぜ、東北。JR東日本「行くぜ、東北。(JR東日本)」

大きい広告会社に入るという選択肢はありましたか。また、坂本さんが考える、一倉広告制作所の魅力とは。

 大きい会社は、ここに入る前に内定もいただいたのですが、こちらにご縁があったので結局行きませんでした。大手代理店でコピーライターと言うと、花形ですし、それはそれで素敵ですよね。何百人も社員がいて、クリエイティブテストなんかもある訳ですし。仲間や部下もたくさん。ただ私は大きい会社は向いてなさそうなので(笑)。

 一倉広告制作所は個人事務所ということもあり、「コピーライター 坂本和加」の名前でやってかなくちゃ、という気持ちがはじめから強くありました。弊社の社長(一倉宏)がそうですし(笑)。「大手広告会社のコピーライターです」っていうのともまた違うので、「恥ずかしくないコピーを書かなくては」という気持ちは強いです。いい意味で崖っぷち(笑)。そう肝に銘じて仕事をしています。しんどいこともありますが、そこは一倉広告制作所のメリットであり、魅力だと思います。

30半ばで「満足」

ご結婚や出産はいつ頃から意識されたのですか。

 30歳を過ぎて、「そろそろ結婚しないとちょっとヤバいぞ」と思いまして、意識し始めたのはそのあたりからです。それまでの生活が本当に楽しかったので、「満足。じゃ、もう次行こうか」と。その頃にちょうどいいタイミングで出会いがあり、結婚したのは30半ばです。

 私たちのちょっと上の世代、第2次ベビーブーマーの方たちが、結婚しなくてもいいような雰囲気を作ってくれていたので、遅くなりました(笑)。仕事もできてきて、20代後半から自由度がきいてきて、すごく楽しいんですよね。だけど親や親戚から結婚に関してチクチク言われることもありましたし、「結婚せねば。」という意識で婚活しました。婚活と言っても、結婚を意識するようになっただけですが。

お子さんはおいくつですか。

 2人おりまして、上が2歳で下が0歳です。私は1人でいいやと思いつつも、「あれ? 5時上がりってあと何年続くの?」と考え始めたら、留守番は2人ならできる!(笑)と。うちはどちらの実家も遠いので、誰かに任せることもできません。だったら子ども同士でつるんでもらおうと。

 私は上の子が1月に産まれた後、5月には復帰していました。大抵のお母さんは、3~4年空けて2人目、という方が多いのですが、育児はまとめて終わらせたいという気持ちもあり、年齢のことも考慮してそのようにしました。早くに復帰したので仕事について考える時間ができたのは良かったです。

 それに、私の住んでいる世田谷区は杉並区と並んで1番待機児童の多い区で、1歳児クラスがもう全滅だったので、0歳クラスに入れなければならなかったんです。それは復帰の時期とイコールなんですよね。仕事の現場から離れるのが寂しかったし、怖かった、というのも正直ありました。その時からもずっと、仕事は、本当に楽しくて、ずっとやっていきたいと思っていましたから。

[PROFILE]坂本和加

コピーライター。OLを経て、一倉広告制作所所属。キャンペーンコピー、ネーミング、グラフィックコピー、ラジオやTVCMのプランニング、webムービーなど、広告制作のことば部分に幅広く携わる。賞歴に、毎日広告デザイン賞最高賞、朝日広告賞最高賞(広告主参加の部)、電通広告優秀賞、ACC銅賞、カンヌ国際広告賞ゴールド、など。TCC会員。著書に「ソックモンキーは君が好き」「あしたは80パーセント晴れでしょう」。最新の仕事や雑感などは、facebookに。

略歴

1974年
出生
1999年
コピーライターに転職
2003年
一倉広告制作所へ
2013年
第一子出産
2014年
第二子出産

主なお仕事

■ コピー

  • 「からだに、ピース。(カルピス)」
  • 「行くぜ、東北。(JR東日本)」
  • 「きょう、きみと、鏡月。(サントリー)」
  • 「SHALL WE. SHAWOOD?(積水ハウス、シャーウッド)」
  • 「日本一、もててますカラ。(もてますカラ)」
  • 「ようこそ、あした。(トヨタノア)」
  • 「男も女も、こどばを産める(宣伝会議コピーライター養成講座)」

■ ネーミング

  • 「WAON(イオン)」

■ CM・ムービー作品

  • 「積水ハウス企業CM」
  • 「シャーウッド(積水ハウス)」
  • 「もてますカラ(フローフシ)」
  • 「眠っている間も、ふたりがうまくやっていくために(テイジン無呼吸治そう.com)」
  • 「アルファコーポレーション企業CM(家事代行・家庭教師)」

など