しゅふクリ・ママクリ

キャリアコンサルタントに相談する
MENU

ベテランコピーライターで新米ママの本音 vol.2

引き続き、ADK神戸海知代さんへのインタビュー。昨年のクリスマスイブにご出産されて、5カ月後には職場復帰された神戸さんは、今まさに復帰の滑り出し時期。後半では、出産から現在にいたるエピソードに焦点をあててお話を伺いました。(取材日:2015年8月)

妊娠・出産の記録

会社としては、どのようなシステムがありますか。

 ADKは、まず妊娠した人が必ずもらうマニュアルがあるので、それに沿うようにします。

育休産休の手引マニュアル、見せていただきました。

 社内イントラネットに子育てパパママ応援サイトもあり、それもマニュアル的に見ました。このサイトには上司の人に対するコーナーもあるんです。自分の部署の人が妊娠・産休に入った時や、育休の終わった人にどのような対応をするか、といったことが書かれていて、この項目自体は最近増えたものです。ここ数年、育休・産休を取る事例が増えてきたからだと思います。そういう時代なんでしょうね。

 今後ママになろうとしている人にも大切なことだと思うのですが、就業規則は熟読した方がいいです。そうでないと、上司も自分も制度を知らないで、お互い損をしてしまうことがあります。ですから、当事者が制度について上司にも話を振り、思い出してもらうのがいいかもしれません。就業規則なんて、読んだことがあっても使わないと忘れちゃいますもんね。

 会社の制度とは別ですが、私自身も、妊娠が発覚してから365日、日記を書いており、ADKのFacebookページで不定期連載しています。

ADKクリエイティブ宣伝部「ADKクリエイティブ宣伝部」
https://www.facebook.com/ADK.Creative.Sendenbu?fref=ts

 みなさんやってらっしゃるかと思うのですが、妊娠なんて生きているうちにそうそうないことですから、私も忘れないように記録をつけておこうと思って。

 そのようにして産前産後休暇を取得し、そのまま育休をスタートさせました。私は品川区に住んでいるのですが、品川区はならし保育が基本的にできないので、会社に戻ったのは4月30日ですが、有給を勤務とみなして、保育園に通わせながら、職場に戻ったので、実際の出社日は5月25日です。12月24日に生んでいるから、ちょうど5カ月ですね。

出産から復帰までのタイミング

今はどのように働いているのですか。

 本格的に仕事へ戻ったのが5月25日で、今は8月上旬(取材日時点)ですから、まだ様子見期間ということで、忙しくはありません。一度、得意先へ提案に行きましたが、その後はすごく緩やかな感じでやっていますね。

 ADKでは育休明けのママの勤務形態が選べる2タイプあります。私は育休明けからフルタイムなのでその制度を使っていないのですが、その理由は何としても認可保育園に入りたかったからなんです。

 今、私たち家族が住んでいる品川区も、やはり待機児童が多いんです。私は、子どもが1歳になってから応募するともう激戦だと聞いていたので、もし0歳で応募して運良く入れたら、保育園に通わせて仕事場に戻ろうとか思っていたところ、本当に運良く入れたんです。

 保育園は、生まれてから57日以上で入れられることになっているのですが、私は出産したのが去年のクリスマスイブ―12月24日で、4月に復帰なので、息子は保育園でほぼ最年少です。ただ、もう1歳では預けたい人が多すぎて入れないのをみんな知っているので、0歳児で預けるニーズは結構あるみたいです。

 0歳児で保育園に預けるのはかわいそう、と言われることもありますが、いいところもあります。人見知りする前に保育園になじんでいくのでスムーズに預けられるし、保育士さんという育児のプロがいつもそばについていてくれるのが心づよい。親がどんなコンディションのときにも生活のリズムをキープできるのもありがたいですね。保育園の離乳食の試食会に行ったら、ほんとうにおいしくて、うちの離乳食がきらいになったらどうしよう、と不安になっちゃうくらい頼りになります。(笑)

 仕事は裁量制なのできっちりした決まりはないのですが、9時半から、5時45分という目安はあります。この時間は前倒しでも後ろ倒しでもいいんですけどね。そのため、私は9時半に出社し、できれば6時くらいには帰っています。

 保育園が、6時半までだったら追加料金がとられないんですけど、うちの会社からだとそれくらいに出たら、急げば滑り込めるんです。 「あー、ちょっとこぼれたな」って、チャリンと追加料金が発生してしまうこともあるのですが。

 仕事でどうしても無理なときは旦那に頼んでいます。もともと同期だったので、私の仕事も分かってくれていることと、旦那も裁量で動けるところがある、というのには助けられています。それぞれの実家が遠くて、そのうえ親も高齢ですし、自分たちで解決するしかないので。

 打ち合わせが無ければどこででもできる、というのがこの仕事の良い所です。あまり「何時までやって帰る」ということを意識しすぎると出るアイデアも出なくなってしまうので、いい意味でルーズにやっていますよ。

メッセージ神戸さんからいただいたメッセージ

[PROFILE]神戸海知代

兵庫県生まれ、滋賀県育ち。大広の営業、広瀬広告事務所のアシスタントを経てアサツーディ・ケイのクリエイティブに所属。2014年のクリスマスイブに男の子を出産、育児・家事・仕事に奮闘中。日経広告賞(三菱マテリアル)、文化放送ラジオCMコンテスト・天野祐吉賞(シャープ)、ACC賞、消費者のためになった広告コンクール(政府広報)、ロンドン国際広告賞(大塚食品)、TCC新人賞、日本雑誌広告賞・経済産業大臣賞(ヤマサ醤油)などを受賞。広告は心理学だと考え、きめ細かい提案と実践を常に心がけている。

略歴

1969年
出生
1992年
就職
1996年
コピーライターに転職
1998年
結婚
2014年
12月24日 男児出産
産休・育休後、同じ職場に復帰

最近のお仕事

  • ・ふたりの関係が冷めたと思ったら まず、台所で火をつける。(ヤマサ醤油 昆布つゆ)
  • ・ふたりでゆっくり、話をしたいから。今夜は一品、ふやしてみる。(ヤマサ醤油 昆布つゆ)
  • ・あの人と暮らして好きになった、食べものがいっぱいある。(ヤマサ醤油 鮮度の一滴)
  • ・おいしいと言うかわりに、あの人はおかわりしてくれた。(ヤマサ醤油 鮮度の一滴)
  • ・こどもも、おとなも、ワクチンで守られますように。(ファイザー こどもと、おとなの、肺炎球菌感染症対策)
  • ・ちょっと、セブン銀行へ。(セブン銀行 みんなのATM。)
  • ・会議の出席率は、お弁当が決める。(スターフェスティバル ごちクル)
  • ・人は人生の半分以上を、年齢とたたかっている。(シロノクリニック 企業)
  • ・+R 未来を生みだす人になる。(立命館大学 タグライン)
  • ・Creating a Future Beyond Borders 自分を超える、未来をつくる(立命館大学 学園ビジョン)
  • ほか