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心に似合う髪型を手に入れる方法【ママクリ奮闘記】

働くママクリエイターが“本音”をつづる「ママクリ奮闘記」。仕事・子育て・家事・悩み……奮闘するワーママが日頃思っているあんなことやこんなことを、自由にお届けします!

心に似合う髪型を手に入れる方法

こんにちは、ライター・コラムニストのせきねみきです。先月末、とある本を読んだことで無性に髪をカットしたくなり、久々に都心の美容院へ行ってきました。緊急事態宣言中は自粛していたので、約4カ月ぶりです。その本とは、日本初のヘアライターとして活躍する佐藤友美(さとゆみ)さんの著書『女は、髪と、生きていく』。帯には“あなたがどんな自分になりたいかを考えて、それを髪で表現することができたら、人生は変わります。”という一文があり、ぐっと引き込まれました。

『女は、髪と、生きていく』佐藤友美 著(幻冬舎)

髪型をオーダーする際、希望する髪の長さと色以外はつい「おまかせします」と言っていた(しかも、それが親切な言葉だと思い込んでいた)私は、読後すぐに猛反省。美容師さんは髪のプロであっても、エスパーではない。顔や髪質に似合う髪型はわかっても、目の前のお客さまがどんな気分なのか、どんな自分になりたいのかはわからない、と本にありました。心に似合う髪型を手に入れるためには、“こうありたい姿”を自ら伝えないといけなかったのです。

では、どのように伝えれば、美容師さんとうまくコミュニケーションが取れるのでしょうか。本から学んだ、今すぐ使える“さとゆみメソッド”を2つ紹介したいと思います。

その1:今の自分にフィットする形容詞3つ&理由を伝える
自身が“こんな言葉でほめられたい”と思う形容詞を20個書き出し、その中から今の自分にフィットするものを3つ選び、理由とともに美容師さんに伝えます。理由もセットにすると、伝える際の恥ずかしさが和らぐだけでなく、コミュニケーション上のずれが防げます。私は「親しみやすい」「若々しい」「明るい」という3つの言葉を選びました。息子が通う幼稚園でクラス替えがあり、懇親会で先生やお母さん方とお会いする直前だったので、話しやすそうな雰囲気を出したかったのです。

その2:写真を3枚以上用意して見てもらう
必ず3枚以上準備することがポイント。「1枚だけだと、その髪型のどこが気に入っているのかがわかりにくい。3つ以上の髪型写真を持っていくと、好みがクリアになる」とさとゆみさんは言います。私はヘアカタログからまず2枚選び、残り1枚は、女優の多部未華子さんが『私の家政夫ナギサさん』に出演されていたときの画像にしました(希望の前髪はこれです、という感じでスマホの画面を見せましたが、恥ずかしかった……)。

“さとゆみメソッド”を実践した結果、ここ数年で一番お気に入りの髪型に仕上がり、大満足! 息子のお友だちに髪型をほめられるという予想外の出来事もあり、これにはびっくりしました。カット前のカウンセリングでイメージをすり合わせることが、こんなにも大切だったとは……。本のおかげで、今の私にしっくりくる似合う髪型を手に入れられ、髪も心も軽くなりました。


【執筆者】せきねみき

兵庫県神戸市出身。新卒から勤めていた新聞社を退職後、フリーのライター・コラムニストに。カレーと電車とラグビーをこよなく愛する2児の母。嫉妬(しっと)するほど料理上手な夫と協力しながら、子育てと仕事のバランスを模索中。
<連載コラム>『ママクリ奮闘記』(毎週更新)
<ホームページ>https://sekinemiki.themedia.jp/

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