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日常をより美しく切り取るヒント【もっと上手に撮ろう! ママクリカメラ講座】

フォトグラファーのMIHOが写真を楽しく上手に撮る方法を探っていきます。

家族の日常を撮ろう!

こんにちは。フォトグラファーのMIHOです。「もっと上手に撮ろう!ママクリカメラ講座」第7回のテーマは「家族の日常」です。スマホでもカメラでも、家族の成長の様子はたくさん残しておきたいですよね! 今回はこれまでの記事でまとめた自然光の使い方やシーンの切り取り方、「絞り」と「シャッタースピード」の設定を駆使して、家族の日常的なシーンをカメラで魅力的に撮る方法を探ってみました。

それでは、先日Iさん一家を撮影させていただいたときの写真で見ていきましょう! 今回はご自宅と住み慣れた街で撮影をしました。

まずはリビングでの日常風景。この日は雨模様なので、窓際に自然光が優しく入り込んでいました。やわらかい光が家族だんらんの様子にピッタリです。絞り(F値)とシャッタースピードを調整して、窓の外は明るすぎるくらいに設定すると逆光が美しい写真になります。

お出かけ中も電車・車の中で撮るときは、思い切って外は少し白飛びするくらいでも印象的な写真になります。室内の被写体に明るさを合わせるのがポイントです。

バスでの移動中

元気いっぱいのK君の様子もパシャリ。1枚目の写真はシャッタースピードを短くして、表情がよく見えるように。2枚目の写真はシャッタースピードの応用編。シャッタースピードを長くして、あえて残像を作り、活発な動きを感じられるようにしました。

シャッタースピード1/125で撮影。表情がよく見える写真
シャッタースピード1/60で撮影。あえて残像を作った写真

続いて、Iさん一家の住み慣れた街の中へ。ここでもシャッタースピードを長くすることで、いつもの景色を印象的にすることができます。乗り物や動くものがあるときはぜひ試してみてください!

シャッタースピード1/15で撮影。手ぶれもしやすいので、しっかり脇をしめて撮ると◎

絞りに関しては、基本的に数値は小さくして、被写体の手前と奥をぼかすのがおすすめ。場所の印象を残しつつ、主役を引き立てる写真が撮影できます。

絞りF3.2で撮影
絞りF3.2で撮影
絞りF2.8で撮影

ついついかわいい顔を撮りがちですが、子どもの手足のアップも後から見返すと成長を感じられます。

当たり前の光景でも、カメラの調整や光、シーンの切り取り方を意識することでより特別な瞬間になりますね! 天候や場所、光に合わせてカメラの設定を色々試しながら、たくさん日常を撮影してみてください!


【執筆者】MIHO NAKAYA(なかや・みほ)

栃木県生まれ。武蔵野美術大学卒業後、会社員とアシスタントを経てフリーのフォトグラファーに。ポートレートと料理写真を中心に撮影している。花と器とNFLが好き。
<ホームページ>https://miho-jak.wixsite.com/suga-photograph
<instagram>@_miho_p

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