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バランスを取りながら、仕事と育児と大学院を並行―JTBコミュニケーションデザイン マーケティング課長 内田さおりさん(前編)【輝く!ママクリ】


仕事に、家事に、育児に…、忙しいけど面白い! 今、マーケティングやコミュニケーション、クリエイティブの世界で活躍しているワーキングマザーを取材します。第14回は、JTBコミュニケーションデザインでマーケティングを担当する内田さん。JTBコミュニケーションデザインは、JTBグループの企業で、法人向けにMICE(会議、褒賞旅行、コンベンション、展示会)やプロモーション、人材開発・組織開発、施設運営など多岐にわたる事業を提供する会社です。主に企業向けのマーケティングを担当する課の課長である内田さんに、働き方の工夫や仕事のやりがい、家庭での過ごし方を教えてもらいました。前編・後編でご紹介します。

JTBコミュニケーションデザイン コーポレートソリューション部 プロデュース局 マーケティング課長 内田さおりさん

第2子がまさかの待機児童に…

──ご経歴について、簡単に教えてください。

内田:2003年に、当社の前身であるJTBグループの広告会社に新卒で入社しました。法人営業担当としていろいろなお客さまを担当した後、2012年に親会社であるJTBのシンガポール支店に出向しました。ちょうどJTBがグループ会社との人事交流の動きを加速させていた時期で、私の出向もその一環でした。そこでは、シンガポールをはじめとした東南アジア現地でのミーティング&イベントやプロモーション事業を実行するための組織づくりや現場運営を経験し、2016年に帰任しました。その後は、訪日インバウンドプロモーションの事業部で法人営業を担当して、2018年に1回目の産休・育休を取得。職場復帰と同時に、マーケティングの部署に異動となりました。2021年に第2子を出産しまして、2023年に職場に復帰し、現在も自社のマーケティングを担当しています。

──育児休業はどれくらいの期間を取得しましたか。

内田:第1子の時は、産休と育休を合わせて約1年間でした。第2子でも、1年で職場に復帰する予定だったのですが、希望の園に入れず待機児童になりまして…。どこでもよければ入園できたのかもしれませんが、第1子と同じ園であることなどが希望条件であったこともあり、3カ月ほど粘ってみたのですが、今は4月に入園できないと期中に空きが出るのはなかなか難しいと判断し、思い切ってそれで育児休業を1年延長し、2023年4月に職場復帰しました。

──育休から職場復帰した際に、不安はありましたか。

内田:職場復帰より産休に入るタイミングの方が不安でした。シンガポールから帰任した2016年に、会社組織が大きく変わり、現在のJTBコミュニケーションデザインという会社ができました。私が第1子を妊娠した2017年ごろも組織改編などがあり、ちょうど会社が変わっていくタイミングだったので、「今、産休に入って大丈夫かな」という不安は正直ありました。

また、当時在籍していた訪日インバウンドの担当部署は、海外出張も多く、復帰後も同じ働き方ができるのか、他のメンバーに迷惑がかかるのではないかと心配でした。その点、現在在席するマーケティングの部署はほぼ内勤のため、一概には言えないと思いますが、体の負担面ではかなり楽になりした。そうはいっても、復帰と同時の部署異動はまったく想定していませんでしたし、すごく驚きましたが。

ただ、これまで出向や異動はそれなりに経験してきているので、異動そのものに抵抗感はありませんでした。むしろ、マーケティングに対してはちょっと面白そうだなという興味もありましたし、今後は海外のお客さまを増やしていきたいとの会社方針を当時の上司から聞いていたので、楽しみでもありました。

──復帰の際の会社のサポートでよかったと感じたのは、どんなことですか。

内田:当時の局長は、小さなお子さんを2人育てていらしたし、直属の上司の課長も女性だったので、上司は2人とも子育てにとても理解がありました。

当時はなぜか毎週木曜日になると子どもが発熱したとかで保育園から電話がかかってきました。コロナ前でまだリモート勤務ではなかったため、帰宅させてもらっていたのですが、周囲の人も含め、嫌な顔ひとつされなかったことが本当に助かりました。

また、今はフレックスタイム制のフルタイム勤務、かつリモートが可能で、柔軟な働き方をさせてもらっています。出社は必要に応じて週1回くらいです。このおかげで時短勤務を利用せずに済み、助かっています。

延長せざるをえなかった育休中に準備を進め、大学院入学を強行

──育児と仕事の両立のみならず、大学院生でもあるとお聞きしましたが…?

内田:実は職場復帰と同じ2023年4月のタイミングで大学院に入学し、今に至ります。

企業経営などを学ぶために、大学院にはずっと行きたいと思っていました。ただ、在外支店への出向や帰国、第1子の出産などもあり、1回頓挫してしまいました。そこで、第2子の育休が明けてから受験をして、大学院に通いたいと考えていたのですが、待機児童となったことで計画が1年ずれてしまい…。ただ、大学院は年齢的にも早い方がいいと考えていたので、育休を延長した1年間で準備を進めました。当然、受かるかどうかはわかりませんが、ダメだったらしょうがないなと思って。子どもを寝かしつけた後に勉強したりしましたね。幸い、応援していただける大学院があり、合格できました。

育休中とはいえ第2子だし、1歳ならそれほど手もかからないし、受験準備と並行できると思っていました。意外とそうじゃなかったけれど強行したというのが、実際のところです。

──実際に学校も並行してみて、いかがですか。

内田:2023年度は、大学院の1年生と仕事を並行して、平日夜間と土曜日は授業を受けに行っていました。2年生となった現在は半年間、休学しています。休むかどうかはすごく悩んだのですが、学校からは「休むのは全然珍しくない」と言って理解していただけました。仕事と家庭と学業と、その時々で優先順位を変えながら今後もやっていこうと思います。

【この記事は前後編です:後編「新しいことへの挑戦を続け、いくつになっても成長したい」】


【執筆者プロフィール】シキノハナ

編集者・ライター 兼 華道家。ビジネス雑誌の編集長を経て、複合サービス企業へ転職。約16年間にわたり、広報を軸とした企画業務に携わる。現在はシキノハナを主宰。仕事に、家事に、育児に…と、忙しい女性を心からリスペクトし応援する。
<ホームページ> https://shikinohana.com/

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