大成功! ニュースがわかる知育トイ【ちょっと一息、ママクリ川柳】
大成功! 二ュースがわかる知育トイ
わが家では家族でニュースを見るのが習慣になっています。ニュースでは、さまざまな地名が出てきますが、小学生の下の子はまだ学校で習っておらず、地名を聞いてもどの辺りかイメージがつかめないまま、なんとなくニュースを見ているだけでした。でも、とあるおもちゃで遊ぶようになり、劇的にニュースの理解と興味が深まりました! これまで試行錯誤しながら子育てをしてきましたが、このおもちゃは与えてみて良かったと思えたので、その体験談をシェアしたいと思います。
数年前、ANAの飛行機に子連れで乗った時に、機内でこのような都道府県をモチーフにしたトランプをお土産としていただきました。
これまでずっと家にあったのですが、下の子の場合、普通にトランプ遊びをするだけでは、都道府県名をほとんど覚えませんでした。しかし、夏休みに都道府県の絵柄を意識させながらトランプで一緒に遊んでみたところ、地名や地図などに全く興味がないタイプの子なのですが、都道府県名を全部覚えてしまいました。コツをおさえて遊ぶことで、結構楽しみながら覚えられたようです! 実際にどのように遊んで覚えたのかを具体的にご紹介します。
最初は、このトランプを使ってどんなトランプゲームでもいいので親子で遊んでみます。その際、遊ぶ時のコツとして強くおすすめしたいことがあります。それは、ゲーム中に「2は北海道か。おいしそうな夕張メロンだね!」「ハートの4は餃子の絵だね、栃木の宇都宮に食べに行ったね」など、カードの絵のことを会話に交えながら楽しむこと。これをやると、効果絶大です! また、神経衰弱の場合などに、「この辺になまはげの絵があったような……」など、絵でヒントをつぶやいてみるのも効果がありました。
こうして何度か遊んでいると、都道府県・マーク・数字・特産品の組み合わせを、子どもは少しずつぼんやりと覚え始めます。なまはげの絵はハートの3だとか、温泉の絵はスペードのKだとか、断片的な記憶でいいので、いくつか頭に残るようになったらしめたものです。
そして、次の段階では、ぼんやり覚えているカードの記憶を元にして遊びます。シンプルな遊び方として、都道府県当てクイズがイチオシです。相手に見られないようにカードを一枚引き、そのカードの特産品や何地方であるかなどをヒントとして出して都道府県名を当ててもらうゲームです。カードの内容を覚えるほど勝てるゲームなので、次第に各カードの記憶が増えていきました。
さらに、日本地図を横に置いて遊ぶと空間的なイメージがつかみやすくなるのでおすすめです。都道府県の知識に自信がついてくると、web上の都道府県クイズや、都道府県パズルなども楽しんで挑戦するようになっていき、さらに知識が定着していきました。最初こそ親が導く必要がありますが、軌道にのれば兄弟姉妹や友達同士でも遊べ、遊べば遊ぶほど学習が進みます。
子がニュースを見て、「ここ、知ってる!」と言うことも増えてきました。九州地方から東北地方に向かう台風のニュース、地震からまだ復旧できていない能登での水害のニュースなど、どのような場所で何が起きているのか具体的にイメージができるようになり、ニュースの解像度が数段上がったようです。
日々見ているニュースの中でもとりわけ、地震の被害が色濃く残る中で起きた能登の水害の報道は本当に厳しいもので、親子共々胸を痛めている毎日です。一日も早く能登の方々が安全で心穏やかに過ごすことができるよう願うばかりです。
【執筆者】友常 甘酢(ともつね あまず)