赤ちゃんは自然光で映える!【もっと上手に撮ろう! ママクリカメラ講座】
赤ちゃんを上手に撮ろう!
こんにちは。フォトグラファーのMIHOと申します。「もっと上手に撮ろう! ママクリカメラ講座」では、写真を楽しく上手に撮る方法を探っていきたいと思います。
第1回目のテーマは「赤ちゃんを上手に撮ろう!」。かわいい赤ちゃんを、さらにかわいく撮る方法を探ってきました!
今回は生後7カ月のKくんとお母さんに協力してもらい、ご自宅で撮影をしました。愛用のお布団の上でお座りしている姿をパシャリ。
この写真もかわいいのですが、少し表情が暗く見えます。きっともっとかわいく撮れる方法があるはず! そこで、お家のなかで素敵な写真が撮れそうな場所を探ることにしました。 家のなかを見渡すと、障子付きの窓から明るい光が差し込んでいるのを発見。Kくんに窓辺に移動してもらいました。
障子を通して差し込む自然光が、Kくんの顔を明るく照らします。最初の写真より、表情も肌の質感も映えました! さらに光の強さや方向、カメラの入り方を調整すると……
かわいい!! 障子を開けて撮ると、より肌に透明感が出て爽やかになりました! 窓がアイキャッチになり、瞳がキラキラして見えます。
さらに部屋の電気(暖色系)もつけてみました。が、肌の黄色味が強くなり、透明感がなくなってしまいました。1つ前の自然光だけで撮った写真の方が綺麗ですね!
逆光で撮るとドラマチックな印象に。同じ場所でも、光次第で映り方が大きく変わることがわかります。
ポイント:赤ちゃんは自然光で映える!
被写体である赤ちゃんには、そのままでいて欲しい。そこで、今回は「環境」を工夫することにしました。
素敵な写真が撮れそうな場所を探る上で意識したのは、「自然光が入ること」です。自然光は一番身近にあり、誰でも違和感なく撮影できる最強の照明です。肌色もナチュラルになります。カメラの種類を問わず、自然光次第で赤ちゃんの写真はグッと印象的になるはず。
今回の写真は、5月上旬、晴天のお昼過ぎに撮影しました。明るい自然光が表情や肌の質感を引き立ててくれるので、赤ちゃんの撮影にぴったりな条件だと思います。
時間帯や天気、季節によって自然光は変化します。室内照明やカーテン・障子のありなしも、人それぞれ好みがあったのではないでしょうか。「この光、綺麗だな!」と思うお気に入りの場所・時間を時々意識してみると、映える写真が増えていくかもしれません。さて、あなたのお家のベストスポットはどこでしょうか?
【執筆者】MIHO NAKAYA(なかや・みほ)