自宅での「お食い初め」ダンドリ術【ママクリ奮闘記】
自宅での「お食い初め」ダンドリ術
こんにちは、ライター・コラムニストのせきねみきです。先日次男が生後100日を迎え、自宅でお食い初めの儀式をしました。お食い初めは、別名「百日(ももか)祝い」「100日祝い」とも呼ばれる伝統行事。「生涯食べ物に困らないように」という願いを込めて行います。
長男のときはお食い初めプランのあるレストランで行ったので、ほぼお店の方におまかせ状態。しかし、今回はコロナ禍ということもあり自宅開催を選んだため、決めるべきことがいくつか出てきました。ポイントは以下の2つです。
1.料理を自分で用意するかどうか
赤飯、鯛の姿焼き、お吸い物、煮物・和え物、香の物が基本。自分で調理する以外の選択肢として、冷凍セットをネットで購入する、仕出し料理を配達してもらう方法などがあります。赤飯と鯛の姿焼きのみ購入し、そのほかは手づくりする人も多い模様。
2.食器、祝い箸、歯固めの石を自分で用意するかどうか
お食い初め用の食器は、購入以外にレンタルもあります。また、離乳食が始まってから使えるプレートで代用する人も増えているそうです。冷凍セットには祝い箸と歯固めの石がついてくるものが大半。仕出し料理は基本すべてパッケージになっています。
我が家は検討した結果、仕出し料理を選びました。仕出し料理は最低注文金額や宅配エリアの制限がネックになりますが、条件が合うところが見つかれば最も楽なのではと思います。ネット購入や仕出し料理にするなら、儀式を行う日の2週間前までにはお店を決めておきましょう。スケジュールがギリギリだと選択肢が減ってしまいます。
お食い初めの儀式は、祝い膳の儀式→歯固めの儀式の順に進めます。あらかじめ赤ちゃんに食べさせるまねをする人を決め、口元に運ぶ料理の順序を把握しておくと、ダンドリがスムーズ。男の子には男性の年長者、女の子には女性の年長者が食べさせるのが習わしです。料理の順序は、赤飯→お吸い物→赤飯→鯛の姿焼き→赤飯→お吸い物の流れを3セット繰り返すのが一般的(地域によっては煮物・和え物が入るなど、やり方が異なるようです)。歯固めの儀式は「丈夫な歯が生えますように」という願いを込めながら、歯固め石にふれた祝い箸を赤ちゃんの歯茎に3回そっと当てます。
ただ、赤ちゃんはなかなかじっとしていないので、しきたりにとらわれすぎず臨機応変に対応するのがベター。自宅だといつでも授乳やオムツ替えができるので気楽です。次男が多少ぐずっても焦らずに済みました。
大きな鯛の姿焼きは一度で食べきれなかったので、翌日夫が鯛めしにリメイク。長男は連日のごちそうに大喜びでした!
【執筆者】せきねみき