
子育てしながらの「リスキリング」で得た資格【ママクリ奮闘記】
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子育てしながらの「リスキリング」で得た資格
こんにちは、ライター・コラムニストのせきねみきです。今年1月、岸田首相の答弁で話題になった、育休中の「リスキリング(学び直し)」。私は現在フリーランスで育児休業を取れる立場ではありませんが、次男が保育園に入るまでの期間に研修を受け、「子育て支援員」という資格を取りました。

子育て支援員とその研修内容については、厚生労働省のホームページで以下のように説明されています。
●国で定めた「基本研修」及び「専門研修」を修了し、「子育て支援員研修修了証書」の交付を受けたことにより、子育て支援員として保育や子育て支援分野の各事業等に従事する上で必要な知識や技術等を修得したと認められる者
●研修内容は各事業等に共通する「基本研修」と特性に応じた専門的内容を学ぶ「専門研修」により構成され、質の確保を図る
●研修修了者を「子育て支援員」として研修の実施主体が認定。全国で通用
子育て支援員の研修には、地域保育コース、地域子育て支援コース、放課後児童コース、社会的養護コースの4つのコースがあります。保育の現場で働く場合はもちろんですが、自身の育児や、保育に関する情報を発信する際に役立つと思い、地域保育コースを選びました。
申し込み窓口は、各自治体となります。私が受講した東京都子育て支援員研修の地域保育コースは、実技を除き基本オンラインでの研修です。自宅で赤ちゃんのお世話をしながら学べることも、今回受講の決め手となりました。
研修受講料は原則無料ですが、テキスト代と心肺蘇生法の実技に関する費用(マウスピース代・会場への往復交通費)が必要。私の場合はトータルで5000円弱でした。なお、見学実習は保育現場での実習とオンラインでの代替講義から選べましたが、現場で実習する場合は健康診断費用も自己負担とのことです。
実際に研修を受けてみて、赤ちゃんを見ながら講義内容を理解することはできたものの、提出するレポートの作成にはずいぶん苦労しました。受講はオンラインでできても、レポートは手書きで作成したものを郵送で提出しないといけないというジレンマが……。講義で学んだことをまとめるには、子どもを夫に見てもらうか、子どもが寝た後に時間を捻出するしかありません。
子育て支援員の資格を取りたい子育て世代に向けて託児やシッターの無償サービスが提供されれば、子育て支援員研修の受講者数が増え、人手不足と言われている保育関連の働き手も増えるのではと感じています。
【執筆者】せきねみき

<連載コラム>『ママクリ奮闘記』(毎週更新)
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