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「ジャパンラグビー トップリーグ2021」新人賞・金秀隆選手に取材しました【ママクリ奮闘記】

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「ジャパンラグビー トップリーグ2021」新人賞・金秀隆選手に取材しました

こんにちは、ライター・コラムニストのせきねみきです。ラグビートップリーグは5月23日に秩父宮ラグビー場での決勝戦を終え、18年の歴史に幕を閉じました。毎週末の試合を楽しみにしていた私は、これからしばらくトップリーグロスになりそうです……。翌日の5月24日には、YouTubeライブで「ジャパンラグビー トップリーグ 2021 年間表彰式」が行われました。チーム表彰のほか、MVP、新人賞、ベストフィフティーン、得点王、最多トライゲッター、ベストキッカーなどが発表される場です。

個人的に注目していた2021年の新人賞は、関東大学リーグ2部の朝鮮大学校卒業後にトップリーガーとなった金秀隆(きむ・すりゅん)選手が受賞! 彼が現在所属するクボタスピアーズはトップリーグで初の3位という好成績を収めており、マルコム・マークス選手、ルアン・ボタ選手、ピーター“ラピース”ラブスカフニ選手の3名がベストフィフティーンに選ばれています。

今シーズン、フルバックとしてトップリーグの全試合に出場した金秀隆選手

実は先日、クボタスピアーズ主催のオンライン取材に参加する機会をいただきました。トップバッターで画面に登場したのが金選手。開口一番「ベスト4にメンバーとして貢献できてうれしい!」という素直な気持ちを話してくれました。「得たものと足りなかったものは何か?」という質問には、「得たものは、試合にフル出場できた経験。ランニングスキルは通用したと感じたものの、足りなかったのはコンタクトスキル。次のシーズンまでに、体とメンタルを仕上げていきたい」とのこと。金選手のしなやかなランニングには、光るものを感じました。

今季の自分に点数をつけるなら何点かと聞かれると、「1年目の自分は40点。もっとできたらという気持ちもあった。これからやっていかないといけない部分が多いと思ったので」と回答。謙虚な人柄が表れています。また、オフをどう過ごすのかという質問に対しては「次のシーズンに向けてしっかり練習を続けるのはもちろん、状況が許せば母校の大阪朝鮮高校や朝鮮大学校でラグビーを教えたい。みんなの力になれたら」との思いを持っているそうです。

取材が終わり、ラガーマンである夫にクボタスピアーズのオンライン取材に参加したことを伝えたところ、衝撃の事実が判明しました。2年前のゴールデンウイークに、夫の所属するクラブチームと朝鮮大学校の定期戦が行われ、私は金選手が出場した試合を朝鮮大のグラウンドで観戦していたのです。「金選手のプレーは明らかに別格だった。あの頃からトップリーグを目指していると話していた」と教えてくれました。

私の覚えていることといえば、スポーツライターの藤島大さんが取材にいらしていたことと、アフターマッチファンクション(=試合後に行われる交歓会)でいただいた手作りキムチが絶品だったことぐらいで……。当時子どもがまだ小さく、落ち着いて観戦できなかったのかもしれませんが、試合内容に関する記憶が抜けているとは悔やまれます。来年新リーグが発足したら、クボタスピアーズの試合をできれば現地で観戦して、金選手のプレーをこの目にしっかり焼き付ける!と心に誓いました。


【執筆者】せきねみき

兵庫県神戸市出身。新卒から勤めていた新聞社を退職後、フリーのライター・コラムニストに。カレーと電車とラグビーをこよなく愛する2児の母。嫉妬(しっと)するほど料理上手な夫と協力しながら、子育てと仕事のバランスを模索中。
<連載コラム>『ママクリ奮闘記』(毎週更新)
<ホームページ>https://sekinemiki.themedia.jp/

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