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「お雑煮はおせち料理である。〇か×か?」 お正月にまつわる3つの豆知識【ママクリ奮闘記】

働くママクリエイターが“本音”をつづる「ママクリ奮闘記」。仕事・子育て・家事・悩み……奮闘するワーママが日頃思っているあんなことやこんなことを、自由にお届けします!

あけましておめでとうございます。ライター・コラムニストのせきねみきです。2021年も本連載にお付き合いのほど、どうぞよろしくお願いします!

年始は実家へ帰省が定番コースでしたが、ひたすら“STAY HOME”でスタートした2021年の三が日。手に入れたにもかかわらず一度も使っていなかったピカピカの重箱をついに取り出し、手づくりのおせち料理とともに、のんびり過ごしました(ちなみに調理担当は夫。私は数の子の下ごしらえと、お重に詰める担当です)。

今回こだわったのは「かまぼこ」。ひらがなが書けるようになった息子の手書きメッセージをプリント(焼印)したんです!

なかなか会えない祖父母にプレゼントしたところ、とても喜ばれました

息子が小学生になったら、次のステップ「手づくりかまぼこ」にチャレンジしたいと考えています。

そんな私ですが、実は前職で2年ほど、お正月がテーマの巻頭特集を担当していたことがありました。ここで、お正月にまつわる豆知識をクイズ形式で3つ紹介したいと思います。

それでは第1問。「お雑煮はおせち料理である。〇か×か?」

この問題、意外と間違える人が多いのですが、答えは〇。おせち料理とは年神様にお供えする料理を指し、お雑煮も含まれます。お雑煮は年神様にお供えした餅のご利益をいただくためにつくられた料理です。品数の多いおせち料理を用意するのはいろいろと大変。取材の際「元日にお雑煮をいただけば、年神様の恩恵を受けられますよ」と有識者に助言していただき、ほっとしたのを覚えています(笑)。

続いて第2問。「元日と元旦の違いは?」

元日は「一年の最初の日」という意味で、1月1日のこと。元旦の「旦」の字は水平線(一)から太陽(日)が昇っている様子を表し、元旦は「1月1日の朝(日の出から正午まで)」を指します。よって、“元旦の朝”というのは重複表現にあたります。

いよいよラスト、第3問。「おせち料理、詰める品数は奇数・偶数、どちらが好ましい?」

これは簡単でしょうか。正解は奇数です。陰陽説の考え方では、奇数は陽、偶数は陰。元日を始め、桃の節句(3月3日)、端午の節句(5月5日)、七夕(7月7日)など、日本の暦における重要な日の大半は奇数月の奇数日です。また、結婚式のご祝儀に代表されるように、2で割り切れる偶数は縁起が悪いことの象徴とされ、お祝い事にはふさわしくないという考えも。ほかにも陰陽説では「右紅左白(うこうさはく)」と言って、右側に赤などの華やかな色を配置するという決まりがあります。紅白かまぼこを盛り付けるときは一番右が紅になるよう、紅と白を交互に盛り付けるのが基本。かまぼこ以外でも、紅白の水引は必ず右側が赤になっています。

みなさんは何問正解しましたか? この記事を書きながら、特集に掲載するおせち料理のイラスト・写真の品数が奇数になっているか、かまぼこの色が正しく並んでいるかを念入りにチェックしていたことを懐かしく思い出しました。お正月にまつわる雑学は奥深く、知れば知るほど面白いですよ!


【執筆者】せきねみき

兵庫県神戸市出身。新卒から勤めていた新聞社を退職後、フリーのライター・コラムニストに。カレーと電車とラグビーをこよなく愛する2児の母。嫉妬(しっと)するほど料理上手な夫と協力しながら、子育てと仕事のバランスを模索中。
<連載コラム>『ママクリ奮闘記』(毎週更新)
<ホームページ>https://sekinemiki.themedia.jp/

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