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ファミサポさんとの突然の別れ【ママクリ奮闘記】

働くママクリエイターが“本音”をつづる「ママクリ奮闘記」。仕事・子育て・家事・悩み……奮闘するワーママが日頃思っているあんなことやこんなことを、自由にお届けします!

ファミサポさんとの突然の別れ

こんにちは、ライター・コラムニストのせきねみきです。この春幼稚園年長になった息子は、クラス替えを機に新たなお友だちができました。毎日楽しそうで、親としてはうれしい限りです。春は出会いも多い一方、別れの季節でもあります。

実は最近、わが家にとってショックな出来事がありました。それは、息子が長年お世話になっているファミリーサポートセンターの協力会員さん(通称ファミサポさん)との契約終了。先日、子どもの一時預かりをお願いしたい旨のメールをお送りしたところ、「4月末の転居に伴い、次回のお預かりが最後になります」との返信をいただいたのです。まったく予想していなかったことで、メールを開いた瞬間、頭が真っ白になりました。

ファミサポさんとは、息子が保育園に入ることが決まってすぐにご縁をいただき、約5年のお付き合い。会社員時代、夜の時間帯にイベントや面接が入ることがあり、園へのお迎えから夕食までたびたびお世話になりました。息子は初回、母親と違う人が保育園に来たことにびっくりし、大号泣していたそうです。しかし、回数を重ねるにつれ慣れていき、今ではしょっちゅう「ファミサポさんに会いに行きたい」と言うほど。まるで第二のお母さんのような存在になっています。

昨年会社を辞めフリーライターになってからも、幼稚園の一時預かり保育が予約できないときや、春休みなど子どもの長期休暇時を中心にお願いしています。両親がともに遠方に住んでいるため、わが家がいざというときに頼れるのはファミサポさんただ一人。私は彼女の支えなしに、復職後仕事を続けることはできなかったと感じています。

息子に「ファミサポさんの家に行くのは来週で最後だよ。今月末お引っ越しするって。寂しいね」と話したところ、「手紙を書きたい」と言いました。その手紙を渡す光景を想像しただけで、涙が込み上げてきます。


【執筆者】せきねみき

兵庫県神戸市出身。新卒から勤めていた新聞社を退職後、フリーのライター・コラムニストに。カレーと電車とラグビーをこよなく愛する2児の母。嫉妬(しっと)するほど料理上手な夫と協力しながら、子育てと仕事のバランスを模索中。
<連載コラム>『ママクリ奮闘記』(毎週更新)
<ホームページ>https://sekinemiki.themedia.jp/

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