シチュエーション別・ライターが推す「AIツール」3つ【ママクリ奮闘記】
シチュエーション別・ライターが推す「AIツール」3つ
猛烈な勢いで進化し続ける「ChatGPT」や、5月11日に日本語対応したことで話題を集めているGoogleの「Bard」など、AI関連のニュースは日々アップデートされています。
私は、いまのところ多額の課金をするほどではないけれど、便利そうなツールは一通り試しておきたい派。今回は、ライター&編集者として、使いやすいと感じるAIツールを3つ紹介します(2023年5月17日現在の情報です)。
1.文章をブラッシュアップするなら「Notion AI」
Notion上で文章を書いて「AIに依頼」というボタンを押すと、文章の長さを調整してくれたり、文章のトーンを変えてくれたりと、よりよい文章を作成するためのメニューが充実しています。なんと、文章のトーンはフォーマル・カジュアル・素直・堂々とした・フレンドリーの5パターンも。個人的には「文章を改善する」という機能がいち押しです。回りくどい表現がすっきりしてありがたい……! なお、ワークスペースのメンバー1人につき20回まで無料でトライアルでき、それ以降は有料プラン(1人あたり月額10USドル)の加入が必要です。
2.AIとテンポよくチャットするなら「AIチャットくん」
今年の3月頭にリリースされたばかりですが、瞬く間に登録者数が150万人を突破した注目のサービスです。LINEでChatGPTが使える手軽さと、回答のスピード感が魅力。「あなたはプロの編集者です。以下の文章を読んで●文字以内でタイトル案を5つ出して」「さらに5つ案を出して」というように、主にタイトル案のアイデアをお願いしています。無料版の場合は1日5回までの利用回数制限があり、月額980円のプレミアムプランに加入すると、回数が無制限になります。
3.AIに情報のピックアップを依頼するなら「Bing AI」
マイクロソフトの検索エンジン「Bing」に搭載されたチャット機能で、ChatGPTと同じGPT-4が使われているにもかかわらず、無料で利用できます。しかもPC・スマホ両方に対応。利用するにはアプリのダウンロードとMicrosoftアカウントが必要です。例えば「東京ディズニーリゾート40周年の人気グッズを10個、URLとともに教えて」と入力すると、きちんと個別のURLつきでフィードバックしてくれて便利! 会話のスタイルは、独創性・バランス・厳密の3パターンから選べます(私はバランスにしています)。
ちなみに、ライター&編集者に欠かせない校正作業だけをしたいなら、以前本コラムで紹介した「PRUV」もおすすめです。個人情報の漏えいや著作権に気を配りながら、AIを味方につけて、アウトプットの質をどんどん高めていきましょう。
【執筆者】せきねみき