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チームで働く喜びを感じ、感謝の気持ちを忘れない―プラチナム PRコンサルタント 下平めぐみさん【輝く!ママクリ】


仕事に、家事に、育児に…、忙しいけど面白い! 今、マーケティングやコミュニケーション、クリエイティブの世界で活躍しているワーキングマザーを取材します。第20回は、プラチナムでPRコンサルタントをしている下平めぐみさん。プラチナムは、世界有数の総合PR会社であるベクトルグループで、企業のコミュニケーション戦略を支援するPR専門会社です。クライアントのブランドイメージや企業のメッセージを効果的に伝えるための広報活動、マーケティング戦略、SNSマネジメントなどを提供しています。そこで下平さんに、仕事のやりがいや働き方の工夫、家庭での過ごし方について教えてもらいました。後編をご紹介します。

プラチナム 第6コンサルティング局 PRコンサルタント 下平めぐみさん

【この記事は前後編です:前編はこちら「仕事に集中できることが楽しくて、成果が上がるようになった」】

いろいろな時短家電に頼って時間をつくる


──普段、ご家庭内での家事分担はどのようにしていますか。

下平:夫は一人暮らしの経験もあって一通りの家事ができるので、普段は夫婦で分担しています。

例えば、保育園の送り迎えは行きと帰りで分担しています。夫も在宅勤務が多いので、早めに仕事が終われば家族みんなで夕飯を取ることもあります。急な呼び出しがあった時は、業務の調整がつきやすい私の方がお迎えに行くことが多いです。一方で夫は音楽や英語、美術などが得意なので、そういった遊びや芸術分野はほとんど任せています。夫も私も実家が遠方なので、出産当初から夫も当事者意識があって、夫婦で協力して子育てをしてきました。

──仕事と育児の両立に役立つツールやお薦めのサービスは何かありますか。

下平:我が家で導入している「時短家電」「時産家電」が、とても助かっているのでお薦めしたいです。

今、ロボット掃除機、食洗器、乾燥機付き洗濯機や自動調理鍋などを使用しています。これらを使って空いた時間を、子どもと過ごしたり、どうしても人の手でやらなければならない家事に充てたりすることができます。もともとは自治体から配付された子育て家庭向けのギフトカタログでこういった時短・時産家電がいろいろとあるのを知りました。自動調理鍋はそのカタログを使って無料でいただいて、今も愛用しています。

クライアントとの会食にも息子と参加


──仕事と家庭を両立する上で、予想外に大変だったことはありましたか。

下平:時間外の業務が突発的に発生しても対応できないので、罪悪感があります。

クライアントのご都合で夜間の業務が発生する時、自分では対応できないので、チームの他のメンバーに負担がかかってしまっています。その代わり、メンバーには少しでも気持ちよく対応してもらえるように、業務時間内に成果を出してチームに貢献することが大事だと考えています。

他は、どちらかというと予想外に大変というよりかは、結構なんとかなるなと思うことの方が多いかもしれません。息子はわりと体が丈夫で、風邪を引いても寝込むほど体調が悪くなることは少ないんです。私自身は、子育てを始めるともっと仕事を休まないといけないかと思っていたのですが、息子の体調が悪い場合にも、在宅勤務を利用して自宅で様子を見ながら働けています。在宅保育をすると業務効率は落ちてしまうのですが、それも会社に理解していただいているおかげで何とかやれています。

──他に周囲のサポートで助かっていることはありますか。

下平:会社やクライアントとの会食に、息子と一緒に参加できることです。

本来であれば夫が面倒を見るのがベストかもしれませんが、夫も都合がつかなかった際に「お子さんも一緒においでよ」と声をかけてもらったんです。それ以来、息子と一緒に参加することが多いです。

特にチームには、息子に直接会ってもらえたことで、普段子どもがどんな様子なのか、私がどんな風に育児をしているかをイメージしてもらうことができ、よかったかもしれません。チームメンバーも息子に会うと「前より話せるようになったね」など声をかけてくれるなど、子どもの成長を一緒に見守ってくれているようで、本当に感謝しています。だからこそ、自分ができることを精一杯やって、少しでもチームの役に立てればと思います。

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大切にするのはチームへの感謝の気持ち


──お仕事のやりがいについて、教えてください。

下平:チームで協力してクライアントの課題を無事解決したときにやりがいを感じます。

仕事は、案件ごとにクライアントも含めてワンチームで、一体感を持って進めています。PRはメディアや消費者に良い情報を届けられると喜ばれる仕事です。今は、リアルで開催するイベントに加えて、SNSでも消費者の反応が見られるので、ポジティブな反応が多いとやりがいを感じます。前職が「ひとり広報」だったこともあり、チームで働けるのがとても嬉しいです。

──普段の生活の中で大切にしているのは、どんなことですか。

下平:チームへの感謝とコミュニケーションを大切にしています。

PRの仕事はチームで動くことが大前提です。その中でも私は夜間の業務に制限があるため、チームメンバーやクライアントには感謝の気持ちを持って働かないといけないし、理解ある環境に感謝しないといけないなと思っています。

そして、在宅勤務が中心で直接会うことは少ない分、チャットなどのオンラインツールも使いながら、メンバーとは積極的にコミュニケーションを取るように心がけています。

迷ったら本音を隠さずに相談する


──キャリアについてのお考えを教えてください。

下平:今は、PRコンサルタントの仕事を極めていきたいと思っています。ただ、その仕事だけに固執するのではなくて、会社から任せられた仕事にはしっかりと応えていきたいと思います。

また、社内には20代の女性社員が多くいるので、後輩たちのロールモデルとして、ママになっても働けることを少しでも示せたら嬉しいです。私が疲弊して働いていたら、後輩たちから「大変なんだな」という目で見られてしまうので、そうならないように心がけています(笑)。

働き方についてはフランクに相談できる雰囲気があって、時短勤務の希望も聞いてもらえます。また、業務内容も状況に応じて調整してもらえますし、逆に上司から提案してくれることもあります。だから、「言いたいけど言えない」と遠慮する必要はまったくなくて、自分の本心を隠さず素直に言った方がいいんだなと思うことができました。ママであってもなくても社員のことを考えてくれるこの会社だから、今後のキャリアも明るく考えられるのだと思います。

――印象的だったのは、息子さんと一緒に会食に参加してチームメンバーとの絆を深めているお話でした。自分で自分の気持ちを高める努力や、リモートワークで積極的にコミュニケーションを取る姿勢、効率的な時間の使い方など、とても参考になりました。ありがとうございました。


【執筆者プロフィール】シキノハナ

編集者・ライター 兼 華道家。ビジネス雑誌の編集長を経て、複合サービス企業へ転職。約16年間にわたり、広報を軸とした企画業務に携わる。現在はシキノハナを主宰。仕事に、家事に、育児に…と、忙しい女性を心からリスペクトし応援する。
<ホームページ> https://shikinohana.com/

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